フィットネスレポート

目的に応じたトレーニングを選ぶ|トレーニングと姿勢の深い関係vol.5

2013.05.29 カテゴリ:トレーニング

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今日は、「体幹トレーニング」のお話です。
一時期に比べてテレビや雑誌などで取り上げられることが少し減ってきたように思いますが、
それでも一般のスポーツクラブに来ている方々にはまだまだ大変興味のある内容であるようです。
先日も若い方から体幹トレーニングについて質問を頂きました。
「体幹トレーニングにはこれだ!」と言うように、
いろんなトレーニングの方法が紹介されていますが、
私としては少し難しいトレーニングばかりが紹介されている気がしています。
 

体幹トレーニングをどう考えるのか?

そもそも体幹トレーニングとは何なのかを知っておくべきですし、
体幹トレーニングが自分の目的に適したトレーニングなのかを理解していただくことが先決です。
 

体幹とは?

「体幹」とは、手-腕(上肢)と、足-脚(下肢)除いた胴体の部分のことを言います。
この手や脚を除く胴体の部分をいかに効率よく動かすことができるかが
体幹トレーニングを考える際のポイントになります。
歩く、立つ等の日常動作からスポーツなどで必要とされる複雑な動作まで
状況に応じて必要な力をいかに効率よく出すか、
身体の基本的な動きやバランスを養うことが体幹トレーニングだと私は考えています。
 
例えば、「痩せる」と言う目的の為にトレーニングするのなら、
先ずはやはり歩いたり、走ったりするようなカロリーをたくさん消費し
脂肪をしっかり燃焼させる有酸素トレーニングが一番効果的ですし、
合わせて筋肉の量を増やす筋トレを行えば、よりカロリーの消費量が上がります。
体幹トレーニングだけでは、カロリーの消費量も少なく、
筋トレ程の筋肉量の増加を見込むことは難しいところです。
痩せる為のトレーニングに体幹トレーニングを取り入れるならば、
効率よくカロリーを消費するために長時間動いても疲れにくい身体をつくるためであったり、
運動で怪我等を防止するためのトレーニングとして行うことは有効であると思えます。
これは私自身が体幹トレーニングを否定的なものと捉えて言っている訳ではなく、
体幹トレーニングを数あるトレーニングの一つの方法として考えているからです。
 

体幹トレーニングの意味

人間は産まれて成長していく課程でいろんな動きを学習していきますが、
その成長のスピードはもちろんのこと、動きそのものに癖やどこかぎこちなさが出てきます。
このことは何も特別な問題になるようなことではなく普通のことです。
ただ、人間の身体は誰しも基本的な構造(筋肉の付き方や骨の数)は同じであるので、
性別、年齢や体格等の個人差があっても効率の良い動き、身体の使い方、動かし方
と言うものには共通するところがたくさんあります。
そんな人間の身体が持つ機能を十分に発揮し、
より楽に、簡単に効率よく動くためのトレーニングが
体幹トレーニングではないでしょうか?

 
難しいトレーニングが必ずしも良い結果をもたらすわけではなく、
人間の身体が持つ基本的な動きをトレーニングに取り入れた上で
簡単なトレーニングを行うことで非常に高い効果が得られます。
 
自分の身体が思うように自由に動かせると言うことは、この上なく幸せなことです。
年齢や体型のことを言い訳にするのではなく、
トレーニングすることでいつまでも自分が納得できる、
自信に溢れた身体づくりのために基本的なトレーニング、
必要に応じて体幹トレーニングを取り入れることが良いでしょうね。
 

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岡 瑛彦

大手フィットネスクラブで5年勤務。その間はスタジオインストラクター、プールコーチ、トレーナーとして多くの方の運動指導に当たる。 2011年春に独立後、京都~滋賀のスポーツクラブを中心にパーソナルトレーニング指導をする傍ら、大学やプロのスポーツチームのフィジカルコンディショニングコーチを勤める。

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