フィットネスレポート

トレーナー視点でみたロンドンオリンピックvol.13「アーチェリーの動きから考える姿勢改善」

アーチェリーの弓を引く動作、皆さんは私生活でこのぐらい胸を開いていますか?

ロンドン五輪競技アーチェリー、
古川 高晴さんが銀メダル女子団体は銅メダルを獲得した競技です。
五輪では標的までの距離がすべて70メートル、標的122センチで射抜いたポイントを競います。
弓は、時速240km前後という新幹線なみの速さで飛びます。
正確なシューティングには、男子の場合20kgを超える引き重量をコントロールするための
強靱な筋力と、プレッシャーに打ち勝つ精神力が求められますね。

トレーニングで言うところの、プッシュ&プル、ショルダーローのトレーニング、
背中を鍛える動きに近いですね。
皆さんも素手でいいのでやってみてください。
片方の手を外に伸ばし(弓の持ち手側)、
もう片方の手の肘を曲げながら弓を引くように胸を開きます。

うまく出来ましたか?
意外と難しい!「胸がうまく開けない」「背中(肩甲骨)がよらない」などがありませんか?
私生活でデスクワークや車の運転などで胸が閉じた(背中が丸くなる)姿勢に慣れてしまい
弓を引くような動き(肩甲骨の動き)が苦手になっていることが考えられます。
肩こりや猫背でお悩みな方は特に苦手な可能性があります。
写真での動作では、下記の動きが考えられます。

・弾き手側の肩甲骨が背中側に寄せられる(内転)。
・弓の持ち手側は背中から開く動き(外転)がでていますね。
・背筋も伸びているため胸が開け、背中の筋肉も使えます。

猫背改善や肩コリ解消に有効な動きですね(該当しない方もいます)。
もちろん身体改善を考えるなら片側だけでなく
両側、右弾き手、左弾き手の両側を分けておこなう必要があります。
アスリートは競技特性から身体が偏りがちです。
皆さんも両手、両足を同じ力、動きを必ずしも同じようには使えていないと思います。
個人に合わせた身体調整(コンディショニング)が必要になります。
首の姿勢反射で頭の向いている方は手や肩などが伸ばしやすく、
後頭部側は曲げやすくなるという考え方もあります。

現代人の、胸を閉じたような姿勢には、アーチェリーのような
胸を大きく開く動きが必要だと思います。
アーチェリーを競技だけでなく身体改善に繋げて考えると
もっと良いものになるかもしれませんね。

記事:安部 光祐
Some rights reserved by BoxJarv

all all all
トップへ戻る